milkydiaries

女子大生の日常やダイエット、節約、思想の備忘録

今週のお題「卒業」


泣いちゃいけない私が泣きました。

泣いちゃいけない理由が私にはありました。

全然深くない理由ですが。



中学3年生。私は中高一貫校に通っていたため受験は必要ないのですが、面倒な性格なので両親を説得して受験を選びました。
しかも県外…。車で約9時間ほどの母の実家がある県の高校に行きたい、と駄々をこねました。

県外の学校は学習指導要領も違うので、教科書は全く違います。義務教育なので支給されますが…(日本万歳)。

そしてたった5ヶ月を全然知らない土地で全然知らない仲間と過ごし、卒業し、また新しい学校へ…。

しかも転校した先は母の実家の地域の中学校。都会とは言えない、ヤギを飼ってる家や、牛を飼ってる家もある、…所謂田舎。

私は五ヶ月間勉強に励み、受験して、家族は4月に引っ越しして、都会に住み、私も引っ越して、通う。(伝わりますか)

という計画のもと始まりました…。


その中学校は特別な学校ではありませんが、田舎ということもあり、人数が少なく、みんな仲良し。もちろん生まれたときから。

そんな学校でしたが、転校生という珍しさもあってかみんな仲良くしてくれました。

うれしいですね…。


そんなこんなで卒業式。


私は絶対に泣くわけには行かない。なぜなら、この子達とは絆の深さが全く違う。

小さい頃からずっと一緒に過ごしていた子達だ。高校進学を機に都会に出たり、働いたりと初めてバラバラになってしまうのだ。

なんて切ないんだ。

そして、私は彼らに感謝はあれど愛着はない。この学校に郷愁もない。ましては卒業式ですら、高校進学へのプロセスでしかない。


と思っていたが、学級委員長が答辞を述べている途中、大号泣。



………………なんでやねん

なんでここで泣くねん…。


全く知らないいざこざと、全く知らない(誰が所属していたのかもしらない)部活の話で涙するとはさすがに思わず、未だに私も疑問である。



とはいえ、私は結構この中学を気に入っていた。
同窓会に参加するくらいには。

ちなみに、高校の卒業式は一切涙を流していない。


きっと、そういうことなんだろうな。